Marshall 1959MS – ハンドワイヤードに宿る“改造マーシャル”の最新形

マスターボリューム&クリッピング機能搭載、現代仕様へと進化した100Wアンプヘッド
こんにちは、Music Gear Japan 副編集長のNAOTOです。
今回は、伝説的なMarshall 1959HWをベースに、現代的なプレイヤーの要望に応えるべくモディファイされた Marshall 1959MS をご紹介します。クラシックな“Plexi”サウンドを受け継ぎつつ、マスターボリュームやクリッピング機能を追加した、ライブからレコーディングまで幅広く対応できる1台です。
1959MSの特徴
マスターボリューム搭載で扱いやすさが向上
オリジナル1959では音量を上げないと得られなかったドライブ感を、小音量でも実現可能に。ボリュームをフルに回せばクラシック1959の挙動に、絞れば家庭や小規模スタジオでも使える音圧感に調整できます。
ブライトスイッチで抜けをキープ
マスターボリュームを下げた際に失われがちな高域を補正。1959特有のブライトなサウンドを維持できるため、クランチからクリーンまでヌケの良さが保たれます。
2種類のクリッピングオプション
BZX55C15 ツェナーダイオード:ダイナミックレンジが広く、オープンな歪み
2N3904 トランジスタ:より強い歪みとコンプレッション感
スイッチひとつでキャラクターを切り替えられるのは、従来のMarshallにはなかった大きな魅力です。
チャンネルリンク機能
チャンネルIとIIをリンクし、2つのプリアンプを同時に駆動可能。より太く複雑なサウンドメイクが可能になります。
主な仕様
出力:100W
真空管:ECC83 × 3(うち1本は位相反転)、EL34 × 4
モディファイ機能:Master Volume、Bright Switch、Clipping On/Off、Clip Type Selector
出力端子:1/4″ スピーカーアウト ×2、インピーダンス切替(16Ω / 8Ω / 4Ω)
サイズ・重量:740 × 305 × 210 mm、21.4kg
実際の使用感
試奏して感じたのは「クラシックとモダンの絶妙なバランス」。
マスターボリュームを絞れば自宅でも扱いやすく、上げ切れば“壁を揺らすような”オリジナルの爆音サウンドが蘇ります。クリッピングの切り替えでモダンハイゲインにも踏み込めるので、ジャンルを問わず幅広い現場で活躍するでしょう。
まとめ
Marshall 1959MSは、ヴィンテージの魂をそのままに、現代のステージやスタジオで求められる機能性を追加した究極のモディファイド・アンプヘッドです。クラシックロックの王道トーンからモダンな歪みまで、これ1台で表現可能。まさに“今弾けるPlexi”として、多くのギタリストにとって理想的な選択肢となるでしょう。
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Marshall 1959MS
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