Keeley Manis Overdrive – 現代ロックに刺さる「ハイレスポンス系オーバードライブ」の最終進化形

図太さと抜け感の両立、ハイゲインでも埋もれない“攻めの歪み”を実現
こんにちは、Music Gear Japan 副編集長のNAOTOです。
今回は、エフェクターブランドKeeley(キーリー)の最新モデル「Manis Overdrive」をご紹介します。
このペダルは、クラシック系オーバードライブの延長線上にありながら、よりモダンで硬質、パンチのあるドライブを狙った設計。
ミッドに寄せることなく、タイトでエッジーなハイゲインを求めるプレイヤーにどハマりする1台です。
Manis Overdriveの特徴
ガツンとくるアタック感と密度の高いゲイン
名前の“Manis(マニス)”はインドネシア語で「甘い」という意味。
でもその名前に反して、このペダルは切れ味鋭く、かつ分厚い。
歪み量はかなり高めで、TS系よりも明らかにモダンな質感。
しかも、コード弾きでも音が潰れず、ミッドに寄りすぎないので、バンドアンサンブルでも前に出るサウンドです。
フルレンジ対応の設計でジャンルレスに活躍
歪み方が上品なので、ブルース〜ポストロック、メタルのクランチリフにもハマる。
クリーンブースター的に使うときでも、低域が持ち上がらず音が濁らないのが特徴です。
ピックアップの違いにも素直に反応してくれるので、ストラト/テレ/ハムバッカーすべてで個性が出せます。
3ノブ構成で超シンプル操作
・Gain:歪み量の調整
・Tone:トレブル寄りのEQバランス
・Level:アウトプットボリューム
見た目は王道ですが、Toneの効きが鋭く、サウンドキャラを大きく変えられるのがポイント。
ライブ現場で“微調整”が効く安心感もKeeleyらしいところです。
ハンドビルド&高品質パーツによる安定感
Keeleyらしく、本機もアメリカ国内でのハンドメイド生産。
トゥルーバイパス仕様で、オン/オフ時のトーン差はほぼ皆無。
ライブで踏みまくっても壊れない、堅牢な筐体も高評価ポイントです。
製品スペック
コントロール:Gain / Tone / Level
トゥルーバイパス:対応
入出力:1/4インチ モノラル
電源:9V DC センターマイナス(アダプター別売)
サイズ:スタンダードコンパクトサイズ
重量:約500g
製造国:アメリカ
実際の使用感
音を出してみてまず感じたのは、倍音の密度と立体感のある歪み方。
“押し出し感の強いドライブ”というよりは、ピッキングの輪郭がしっかり残っていて、どこまでも追従してくるタイプのオーバードライブです。
TS系の甘さやコンプ感に飽きていた方には、新鮮かつ実用性の高い選択肢。
クランチ設定にしておいて、ブースターで押す…みたいな複合セッティングにもばっちり対応します。
まとめ
Keeley Manis Overdriveは、ロック〜オルタナ〜エモまでをカバーできる、現代的な万能系オーバードライブです。
太さと抜け感、どちらも妥協せずに求めたいギタリストにこそ刺さる一本。
シンプルな構成ながら、実力はKeeleyの中でもトップクラスと言っていいでしょう。
攻めたいプレイヤーは、ぜひ一度試してみてください!
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Keeley Manis Overdrive
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