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Fender Pugilist Distortion V2 — 2つのエンジンで無限のディストーション

Fender Pugilist Distortion V2
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こんにちは、Music Gear Japan 副編集長のNAOTOです。今回は、Fenderが2026年に発表した「Pugilist Distortion V2」をご紹介します。

このペダルは、1つの筐体に2基の独立したディストーションエンジンを搭載した意欲的な設計が特徴です。各エンジンは専用フットスイッチで個別にオン・オフでき、独立したGain、Tone、Levelコントロールで調整可能。さらにPathスイッチにより、2つのエンジンを直列・並列で切り替えることで、クランチからヘヴィまで幅広いサウンドメイクが実現できます。

Pugilist Distortion V2は、2018年に発表された元のPugilist Distortionの改良版で、デザイナーStan Coteyが再設計しました。2026年にはFenderの他の人気ペダルとともに「V2ラインシリーズ」として再発表され、パフォーマンス、機能性、トーンがさらに向上しています。ペダルボード上のスペースを最小化しながら、複雑なレイヤード・ディストーション・テクスチャーを求めるロック・ハードロック系のギタリストから注目を集めています。

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2つのディストーションエンジンが1つのペダルに

Pugilist Distortion V2は、2018年にFenderが発表した元のPugilist Distortionの改良版です。元のモデルはデザイナーStan Coteyによって開発され、2つの独立したゲインエンジンを搭載した革新的なディストーションペダルとして、ペダルボード設計の新しい可能性を示しました。当時から、1つの筐体で複数のディストーション・キャラクターを実現するというコンセプトは、スペース効率とサウンド・バリエーションの両立を求めるプロフェッショナル・ギタリストの間で高く評価されていました。

2026年、Fenderはこのコンセプトをさらに進化させるべく、Stan Coteyが手がけた他の人気ペダル(Santa Ana Overdrive、The Pelt Fuzz、The Bends Compressor)とともに、「V2ラインシリーズ」として再設計・改良版を一括発表しました。この戦略的な再構成は、Fenderがエフェクター市場において、単なる既存製品の焼き直しではなく、実用性とトーン・クオリティの両面で進化させたペダルを提供する意思を示しています。V2ラインは、パフォーマンス、機能性、そしてトーン・シェイピングの柔軟性がさらに向上しており、ハイゲイン系の音楽を演奏するギタリストのニーズに応える設計となっています。

このタイミングでの改良版発表の背景には、ペダルボード文化の成熟とプレイヤーの要求水準の高度化があります。リード・パートとリズム・パートの切り替え、あるいは複数のディストーション・テクスチャーをリアルタイムでレイヤーするといった演奏スタイルが一般的になるにつれ、限られたスペースの中で複数のディストーション・キャラクターを実現できるペダルへのニーズが高まっていました。V2では、Engine AとEngine Bという2つの異なるディストーション・エンジンを、より洗練されたコントロール・インターフェースで操作できるよう改良されています。

公式の説明によれば、Engine Aは高域が際立つリード向けのドライブサウンドを提供し、Engine Bは厚みのあるヘヴィなディストーションを実現します。さらに注目すべきは、Pathスイッチによる柔軟な信号経路の選択です。2つのエンジンを直列に接続するとアンプのチャンネルを重ねるようなカスケード状のゲインが得られ、並列モードではクリアな高域と低域のチャンクをブレンドしてスタジオ的なアーティキュレートなディストーション・サウンドが実現できます。これにより、同じペダル1台で従来は複数のペダルを必要としていたサウンド・バリエーションをカバーすることが可能になりました。

コントロール、接続、電源 — 詳細スペック

Pugilist Distortion V2の筐体は、軽量アルマイト処理アルミニウム製のゴールドカラーで統一されており、幅101.6mm × 奥行139.7mm × 高さ76.2mm、重量450gというコンパクトな設計になっています。ペダルボード上での設置面積を最小化しながら、2つの独立したディストーションエンジンを操作するための豊富なコントロールを備えた、実用的なレイアウトが実現されています。

フロントパネルには、Engine AとEngine Bそれぞれに専用のコントロールが配置されています。各エンジンにはGain、Tone、Levelの3つのノブが独立して装備されており、Engine A側とEngine B側で異なるサウンド・キャラクターを同時にセットアップすることが可能です。Gainコントロールでディストーションの量を調整し、Toneコントロールで周波数特性を整形し、Levelコントロールで出力レベルを設定するという、従来のディストーション・ペダルと同じ操作感を、2つのエンジンで独立して行えます。

さらに、グローバルなトーン・シェイピング機能としてBass BoostスイッチとMid Cutスイッチが搭載されています。これらのスイッチにより、シングルコイル・ピックアップとハムバッカー・ピックアップの切り替え時、あるいはセッション中に即座に音色を調整できます。Bass Boostは低域の厚みを強調し、Mid Cutは中域の一部をカットして、クリアなハイエンドとタイトな低域を実現するための追加的なトーン・シェイピング・ツールとなります。

Pathスイッチは3ポジションで、2つのエンジンの信号経路を切り替える中核的なコントロールです。Series(直列)モードでは、Engine AとEngine Bを順番に接続し、カスケード状のゲインスタッキングが可能になります。Parallel(並列)モードでは、2つのエンジンを並列に接続し、クリアな高域と低域のチャンクをブレンドしたスタジオ的なアーティキュレートなディストーション・サウンドが実現できます。

各エンジンのオン・オフは、独立したフットスイッチで行われます。Engine AとEngine Bのフットスイッチにより、ライブ・パフォーマンス中にリアルタイムでエンジンを切り替えることが可能です。

バイパス方式については、True Bypass / Buffered Bypass の切り替えが可能で、リレーベースのオートバイパス機能を搭載しています。True Bypassを選択すれば、ペダルがオフの際に信号経路からペダルが完全に遮断され、ダイレクトなサウンドが得られます。一方、Buffered Bypassを選択すれば、ペダルがオフの状態でもバッファリング機能により、長いケーブル接続時のハイエンド・ロスを補償できます。この柔軟性により、ペダルボード全体の信号チェーンに応じた最適な設定が実現できます。

入出力は標準的な6.3mm標準ジャックで、トップマウント配置により、ペダルボード上での配線作業が容易です。Input と Output の2つのジャックが備わっており、シンプルで直感的な接続が可能です。

電源はDC電源アダプタ(5.5 × 2.1mm バレルコネクタ、センターネガティブ)で、消費電力は80mAです。この低消費電力設計により、複数のペダルを接続したパワーサプライでも安定した動作が期待でき、ペダルボード全体の電源管理が容易になります。

加えて、マルチスイッチ対応フットスイッチに対応しており、ラッチング(押すとオン、もう一度押すとオフ)とモーメンタリー(押している間だけオン)の両方のモードに対応しています。この柔軟性により、外部フットコントローラーを使用した複雑な操作シーケンスや、複数のペダルの統合制御にも対応できる拡張性を備えています。

デモ動画

Fender: PUGILIST DISTORTION(Brett Kingman)

参考リンク

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副編集長のNAOTOは、音楽プロデューサーとしての経験を活かし、Music Gear Japanのコンテンツ制作をリードしています。彼は特にデジタル音楽機材と最新の音楽テクノロジーに精通しており、常に最先端の情報を提供することに力を入れています。読者に対して革新的で有益な情報を届けることです。
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